Ready-made

「既製品」である僕たちに個性を

東京ジャーミイ・トルコ文化センター

以前から、気になっていた代々木上原にある「東京ジャーミイ・トルコ文化センター」へ行ってきました。
ここは、世界三大宗教のひとつであるイスラーム教のモスクである。

こちらの施設では、土曜日と日曜日の14時30分から見学ができるのである。

見学した日は、ちょうど、トルコ人の方々が不在者投票を行う日で、日本全国からトルコ人の人々が集まっていました。

日本人の見学者は、ほとんどいないかと思って行ったところ、20人近くの人が集まりました。

説明をしてくれたのは日本人の方で、建物ができた時期や壁に書かれているイスラーム語の意味などを教えてくれました。

このモスクが初めてできたのは、1938年にロシア出身のタタール人たちのためのモスクとして設立されました。そのモスクが雨漏りなどがはじまり老朽化のため取り壊された後、亡命タタール人たちがトルコ共和国の国籍を取得していた縁からトルコ宗務庁の援助によって2000年にオスマン様式で再建された。その際、トルコで寄付金を集め、そのお金で建てられたそうです。

また、イスラーム文化と日本はなかなか結びつかない部分が多く感じられるが、数字などは、アラビア数字とも言われるように、我々の生活と切り離せないようなものもあると教えてくれました。

礼拝の合図が鳴ると、建物の2階にある礼拝堂に入り、お祈りをしている方々に混じって、見学させてもらいました。

内装は、立派なドームと壁には美しいステンドグラスやトルコで有名な、チューリップの絵も描かれており、イメージしていた暗い印象とはかけ離れていました。

今後、隣にある、モスクと同時期に建てた学校を取り壊し、トルコ文化センターを新しく建てるそうです。

礼拝の途中に、遅れてきた人たちも自分のペースでお祈りをしていました。
神と自分自身が向き合えば良いとのことだそうです。

人間は、身体を休めると共に、精神も休めないといけないと説明員の方がお話されていましたが、最近、お疲れモードの自分には響き、まさにその通りだなと思いました。
まだまだ知らないことの多いイスラームの文化。
異文化に触れてみるはいかがでしょうか。

※1:見学時間は、40分ほどです。

※2:写真撮影は、可能でしたが、ホームページにインターネットへの掲載は控えるようにとの文言がありましたので、掲載を控えさせていただきました。

※3:一切、宗教の勧誘はありません。ご安心を。

公式サイト:東京ジャーミイ・トルコ文化センター
参考ホームページ1:ハッサ建設設計…施工に関わった会社
参考ホームページ2:東京ジャーミイのカリグラフィーについて…建物内に書かれているカリグラフィーの説明を記載しています

グランド・イリュージョン


インターネット上で面白いと話題になっていた「グランド・イリュージョン」を観てきました。

内容は、マジシャンの話。
ラスベガスで行われたマジックの内容が、パリの銀行から金を盗み出すというもの。それを、FBI特別捜査官とインターポールが犯罪を追っていくものだった。
正直、言って「マジック」という部類のことが嫌いなので期待値は低めでした。
主役のアトラスが、とてもマッチしていて、この生意気な感じどこかで見たな…と思ったら、「ソーシャル・ネットワーク」のマーク・ザッカーバーグ役を演じたジェシー・アイゼンバーグでした。

そして肝心の映画の感想は、最後まであっという間でした。映画にのめり込める作品。人の内面的な成長などにフューチャーせずに、トリックの解明に焦点をおき最後にどんでん返しという筋立てでした。
映画に求められる重厚的な創りというよりかは、肩肘張らずにサクッと観れる作品です。
2時間ドラマ好きな私からはそんな感じの感想になりました。
皆さん、ちょっと映画観に行こうかなーと思ったら、選択して間違いのない映画かなと思います。

公式サイト:映画『グランド・イリュージョン』

逓信総合博物館−「ていぱーく」閉館−

2013年8月31日をもって閉館した逓信総合博物館ていぱーくへ行ってきました。


沿革
1902年に万国郵便連合加盟25周年を記念して開館した郵便博物館が前身である。1910年、京橋区木挽町逓信省庁舎が完成したことに伴い庁舎内部に移転するも、収蔵物の増加に伴い庁舎内では手狭になったため1922年に元は病院だった麹町区富士見町二丁目の建物に移転し、「逓信博物館」と改称。1964年に逓信ビルに移転、郵政省、日本電信電話公社国際電信電話株式会社および、日本放送協会による共同運営の博物館「逓信総合博物館」となった。
2001年にKDDI株式会社が、2011年3月31日をもってNHKが運営から離脱し、日本郵政東日本電信電話の二者による共同運営となり、2012年4月1日からは公益財団法人通信文化協会とNTT東日本の2機関で共同運営をしている。

逓信総合博物館は、UR都市機構が進めている「大手町連鎖型都市再生プロジェクト」という再開発に伴い閉館するそうです。
今後は、通信文化協会が運営する部分については2014年3月1日に東京スカイツリータウンに移転の上で「郵政博物館」の名称で再開館予定だそうです。

小学生の頃に、夏休みの宿題で何をするか悩んでいた時に、候補の一つとしてここに訪れたのを覚えています。
閉館当日も、小学生らしき子どもたちが親に連れられてたくさん来館されていました。
再び、東京スカイツリーの方にも多くの人々が集まる空間となってほしいです。
長い間、逓信総合博物館ていぱーくお疲れ様でした。

【参考URL】
株式会社丸ノ内建築事務所 小坂秀雄作品集
大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業について記載のあるブログ①
大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業について記載のあるブログ②

CHABARA(ちゃばら)

また、株式会社ジェイアール東日本都市開発が高架下の空間を新たに開発しました。
その名も、「CHABARA(ちゃばら)」。

以前、紹介したものづくりの街「2k540 AKI-OKA ARTISAN」の高架下第2弾として誕生しました。
こちらは、「2k540 AKI-OKA ARTISAN」とは異なり、駅と駅の間で行くまでに遠くはなく、秋葉原駅ダイビルUDXがある出口から出ると(AKBカフェやガンダムカフェがある連なりのほうです)あるため、とても行きやすいです。


2k540 AKI-OKA ARTISAN」との連続性を意識したつくりとなっている「CHABARA」。

コンセプト
かつて賑わいを見せた神田青果市場跡が、今再び秋葉原で新たに「食文化の街」として生まれ変わります。
バイヤー選りすぐりの日本全国の逸品を集めた「CHABARA AKI-OKA MARCHE」は単においしいものが手に入る場ではなく、
生産者と消費者が直に繋がる場として、食の奥深さや伝統・伝承に触れていただきます。

「CHABARA」とは
「やっちゃ場」と「秋葉原」の造語。
※青果市場の別名である「やっちゃ場」は威勢のいい競りのときのかけ声から生まれた言葉。

CHABARA AKI-OKA MARCHE」とは
「AKI-OKA」…秋葉原駅御徒町駅間の高架下を示し、高架下に人の流れをつくりたいという思いが込められた造語。
「MARCHE」…フランス語で「市場」を意味する。

なかなか普段スーパーなどでは見かけない商品が多く取り揃っており、見ているだけでも楽しい空間でした。
想像よりかはあまり大きくはない空間でしたが、美味しそうな食べ物に囲まれるワクワク感はいいものですね。


店内の様子


各柱には違ったイラストが施されていました。

日本百貨店、やなか珈琲、こまきしょくどう以外にも新潟や長野発信のカフェがあり休憩にも使える空間になっていました。
是非、ご興味のある方は足をお運びください。

【参考URL】
CHABARA(ちゃばら)公式HP

「レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の肖像」 in東京都美術館

東京都美術館で開催されていた「レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の肖像-ミラノ アンブロジアーナ図書館・絵画館所蔵-」(会期:2013年4月23日〜6月30日)に行ってきました。

今回は、展示の日程を知っていたのですがあまり足を運ぶ気にはなっていませんでした。
しかし、TBS系ドラマ『TAKE FIVE〜俺たちは愛を盗めるか〜』を鑑賞していたこともあり、ドラマの中で登場する絵画、「ルクレツィアの肖像(ミラノの貴婦人の肖像)」(ルーヴル美術館所蔵)が気になり美術館へと向かいました。
実際にはルクレツィアの肖像は展示してありませんでしたが(汗)
写真は、レプリカの展示です(笑)

そんな中でも気に入った展示ブースが「アトランティコ手稿」。
これは、レオナルド・ダ・ヴィンチの遺品から、弟子のフランチェスコ・メルツィの相続した大量の手稿を、スペインの彫刻家ポンペオ・レオーニがまとめた冊子本である。
「アトランティコ手稿」の呼称は、紙葉の台紙が地図(アトラス)の寸法と同じであることが由来だそうです。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、多彩な人であったと言われているように、機械工学、数学、天文学、地理学などといった分野のものが手稿に残されていました。
手稿には他にも、ウィンザー手稿、パリ手稿、マドリッド手稿、レスター手稿などがあるそうです。

天才の脳を垣間見ているような気がしてとてもワクワクした気持ちになりながら展示物を凝視していました。
個人的に気に入った手稿は、「複数の弩を装備した歯車の素描」です。
矢を素早く、かつ連続して発射することのできる兵器で一回転で4回打つことができるようになっていました。人力で動く歯車と停止装置を取り入れているのも特徴的でした。
このようなアイデアというのか、発想というものがどのようにしてうまれてくるのかとても興味深い。
永遠に辿りつけないだろうが、レオナルド・ダ・ヴィンチ自身様々なものに興味があったことは確かであろう。
日々、様々なものに興味を持ち、アンテナを張っていきたいと思う。

【参考URL】
ミラノ アンブロジアーナ図書館・絵画館所蔵「レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の肖像」−TBSテレビ

さよなら渓谷

世界四大映画祭の一つである第35回モスクワ国際映画祭コンペティション部門出品に日本映画として唯一出品され、審査員特別賞を受賞した「さよなら渓谷」を観て来ました。
48年ぶりの快挙ということで、おめでとうございます!

受賞のニュース後に映画館へ行ったというのもあり、多くの人が集まっていました。
私は、基本的に映画のあらすじを読まず宣材の写真だけを見て映画館へと足を運ぶタイプなのですが、この「さよなら渓谷」は映画のキャッチコピーが既にネタバレという特殊な宣伝方法でした。
キャッチコピーであった「ごく普通に見える夫婦。だがふたりは残酷な事件の被害者と加害者だった―。」という言葉を頭の片隅に置きながら映画を観るのはなんか新鮮でした。
頭の片隅にとは言ったものの、映画の内容、魅力に吸い込まれていき終盤になってキャッチコピーと繋がった時の感覚は忘れられない。

少しずつ時間を重ねるごとに真実へ近づいていくミステリーという全体よりも、セリフ抜きのシーンが多く主演の真木よう子大西信満のたたずまいや表情からこの二人がなぜこのような生活を送っているのかということを追いかけて観ていたことを観終わった今気付いた。
最近そのような観方をした作品がなかっただけに満足のいく作品でした。

エンディング曲の「幸先坂」

公式サイト:映画『さよなら渓谷』

ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2013−FOOTBALL PROGRAM−

たまに映画祭へ足を運ぶのですが、今回は私自身サッカーが好きなのもあり5月23日から開催されていたショートショート フィルムフェスティバル&アジア2013の中で上映されたFOOTBALL PROGRAMを鑑賞しに行きました。
そのFOOTBALL PROGRAMの中で最後に上映されたのが「旅するボール」という映画でした。
この映画は、1993年に5月に開幕した「Jリーグ」が今年20周年を迎えました。この20周年記念事業の一環として、2011年からアカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭
ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」とタイアップしてこのプログラムが設立されたそうです。

映画は、東日本大震災のことを絡めた内容でした。
あまり言うとショートフィルムなので…このぐらいにしておきます。
映画の最後には、監督の方がお話をしたり、質問に答えていただいたり、ボールが当たる抽選会などもありました。
少しづつ成長してきたJリーグを今後も見守って、そして、させていきたいと思います。

関連サイト
映画『旅するボール』
Jリーグ20周年記念特別ショートフィルム『旅するボール』完成発表記者会見