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「既製品」である僕たちに個性を

「レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の肖像」 in東京都美術館

東京都美術館で開催されていた「レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の肖像-ミラノ アンブロジアーナ図書館・絵画館所蔵-」(会期:2013年4月23日〜6月30日)に行ってきました。

今回は、展示の日程を知っていたのですがあまり足を運ぶ気にはなっていませんでした。
しかし、TBS系ドラマ『TAKE FIVE〜俺たちは愛を盗めるか〜』を鑑賞していたこともあり、ドラマの中で登場する絵画、「ルクレツィアの肖像(ミラノの貴婦人の肖像)」(ルーヴル美術館所蔵)が気になり美術館へと向かいました。
実際にはルクレツィアの肖像は展示してありませんでしたが(汗)
写真は、レプリカの展示です(笑)

そんな中でも気に入った展示ブースが「アトランティコ手稿」。
これは、レオナルド・ダ・ヴィンチの遺品から、弟子のフランチェスコ・メルツィの相続した大量の手稿を、スペインの彫刻家ポンペオ・レオーニがまとめた冊子本である。
「アトランティコ手稿」の呼称は、紙葉の台紙が地図(アトラス)の寸法と同じであることが由来だそうです。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、多彩な人であったと言われているように、機械工学、数学、天文学、地理学などといった分野のものが手稿に残されていました。
手稿には他にも、ウィンザー手稿、パリ手稿、マドリッド手稿、レスター手稿などがあるそうです。

天才の脳を垣間見ているような気がしてとてもワクワクした気持ちになりながら展示物を凝視していました。
個人的に気に入った手稿は、「複数の弩を装備した歯車の素描」です。
矢を素早く、かつ連続して発射することのできる兵器で一回転で4回打つことができるようになっていました。人力で動く歯車と停止装置を取り入れているのも特徴的でした。
このようなアイデアというのか、発想というものがどのようにしてうまれてくるのかとても興味深い。
永遠に辿りつけないだろうが、レオナルド・ダ・ヴィンチ自身様々なものに興味があったことは確かであろう。
日々、様々なものに興味を持ち、アンテナを張っていきたいと思う。

【参考URL】
ミラノ アンブロジアーナ図書館・絵画館所蔵「レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の肖像」−TBSテレビ