Ready-made

「既製品」である僕たちに個性を

ニコニコ超会議2


4月27日、28日に開催されたニコニコ超会議2に行ってきました。
幕張メッセの第1〜8ホールまでを使用して開催されていました。
私は、2日目に参加しました。
正直、ニコニコを見るのは1ヶ月に1回も見ないが、ジャンルに囚われないブースの構成が行くきっかけとなった。


会場へ入るのには30分ぐらい外で並んだ後に入れました。
入り口にはたくさんの著名人から花が送られていました。期待値が高いイベントだと伺うことができる。


政治エリアでは自民党ブースが大盛況。
選挙カーの「あさかぜ」の展示や総裁の席を再現し、記念写真が取れるようにしたりと他の党よりも触れるものが多かった。


自衛隊ブースでは、偵察用オートバイや10式戦車の展示があり、迫力満点でした。
実際に自衛隊員の方がトークショーもしており、参加者は熱心に耳を傾けていました。
自衛隊ブースの隣でアイドルステージ?のようなものがありシュールでしたがw


超町自慢というブースでは、参加者さんが自分の町自慢を付箋に書いて貼ったり、投票していました。
こういう企画は、地域活性に繋がったりもするのかなとも思いました。


電気の泉
パソコン片手に歩いている生主の為のパソコン充電エリア。
多くの方が生放送をしながら参加しているのだと感じた。


いつもは単独開催をしている文学フリマですが、今回はニコニコ超会議との併設イベント開催に!
友人も出店していたのでぐるりと回らせてもらいました。


超鉄道ブースでは、関東の私鉄や関西の私鉄などが出展。
鉄道のレアグッズ即売会も行われていました。
タモリ倶楽部などでもお馴染みの向谷実さんも来ていて、とても盛り上がっているブースのひとつでした。


エイベックスブースにあった「BAKUON CLUB」に帰りがけに寄ったところトリで来ていたスペシャルゲストがglobeのマーク・パンサーでした!
狭い空間にぎゅうぎゅうになりながらも一時間弱跳ねて踊って、歌いまくりで大興奮でした!


私は、前売り券の1500円で入ったのですがその金額を上回る内容でした。
ニコニコ超会議自体、現代カルチャーだけでなく多様な面からアプローチしたブースがあり、私のようなニコニコヘビーユーザーでなくても楽したのがよかった。
インターネットという世界から現実世界への集客という面からも(帰りがけに見たニコニコ超パーティーの行列なども含めて)、「インターネットの力」というものを肌で感じることが出来た。
この10年でインターネットを取り巻く環境は激変した。今後10年先のインターネットの進化は想像できないが、とても楽しみである。

大英博物館古代エジプト展

下書きをしたまま書き途中だったので更新。
昨年に行われていた展示です。


六本木ヒルズにある森アートセンターで開催された古代エジプト展に行ってきました。
私は、学生時代に世界史を専攻していたいたこともあり、古代エジプトについてとても懐かしさを感じたため美術館に吸い込まれるように入館しましたw

大英博物館に展示してあるものを見れるということで多くの人が来場していました。
パピルスやミイラなど教科書で見ていたものが実際に至近距離で見れるということでとても高揚感がありました。
世界最長の「死者の書」である、「グリーンフィールド・パピルス」やミイラを見ることができたのはとても貴重な体験をした。

そんな中でも興味深かったのが、死者の書に書かれている「42の告白(否定告白)」というもの。

1)盗みをしなかったこと
2)悪事をしなかったこと
3)強奪をしなかったこと
4)盗みをしなかったこと
5)捧げ物の穀物を盗まなかったこと
6)詐欺をしなかったこと
7)神々の財産を盗まなかったこと
8)嘘をつかなかったこと
9)反乱を扇動しなかったこと
10)誰も泣かせなかったこと
11)詐欺をしなかったこと
12)人をだまさなかったこと
13)誰も攻撃しなかったこと
14)神の牛畜を殺さなかったこと
15)悪口を言わなかったこと
16)誰にもつけいらなかったこと
17)耕された土地を荒らさなかったこと
18)誰にも詐欺行為をしなかったこと
19)誰の中傷もしなかったこと
20)理由なく怒らなかったこと
21)不貞をしなかったこと
22)自らを汚さなかったこと
23)誰も怖がらせなかったこと
24)誰も攻撃しなかったこと
25)災いになるような火をおこさなかったこと
26)決して自分の心臓を食べなかったこと(決して悲嘆に暮れなかったこと)
27)汚い言葉で罵らなかったこと
28)真実の言葉に耳を傾けないことはなかったこと
29)暴力をふるわなかったこと
30)慌てて裁くことはしなかったこと
31)誰も攻撃しなかったこと
32)会話中に言葉を増やさなかったこと
33)罪を犯さなかったこと
34)王を罵らなかったこと
35)水を汚さなかったこと
36)高慢に声を荒げなかったこと
37)神を罵らなかったこと
38)赤ちゃんの口からミルクを奪わなかったこと
39)召使から食べ物を奪わなかったこと
40)聖なる死者の…を盗まなかったこと
41)神殿にある供物を略奪しなかったこと
42)真実を言う場で嘘をつかなかったこと

興味深い内容ですね。

こういう展示を見に行くと、世界史の教科書を引っ張りだして、最初の方に記載してあるエジプトあたりの歴史を読みふけってしまいました。
エジプト行きたいですね。

アルゴ

ヒューマントラストシネマ渋谷にてアルゴを鑑賞してきました。
この作品は、随分と前に上映していたものでしたが諸事情により見る機会を逃していました。
私の周辺では、評価が高く、ふと思い出して検索してみると上映しているとのことで早速出向きました。
御存知の通り、第85回アカデミー賞作品賞(他に脚色賞、編集賞を受賞)を受賞した作品でもある。
監督、製作、主演をベン・アフレックが努めたサスペンス。
1979年11月にイランで発生した、アメリカ大使館に対する占拠及び人質事件が題材の作品だ。
実話を基に作られた作品とわかるように当時の映像を時折挟みながらの構成だった。
だが、忠実なドキュメンタリー映画ではないので自分自身が作品に入り込み易く、目撃者のような錯覚に陥りアメリカ国民になりきれる映画でもある。
「なんとか脱出してほしい」という思いを持ちながら、ハラハラとする感覚は120分という上映の長さがちょうど良かったと思う。
今回は、アメリカ側からの視点で描かれた作品だったが、次回は、イラン側から制作された作品を見てみたい。

公式サイト:映画『アルゴ』

眠れぬ夜の仕事図鑑−渋谷から見える文化環境−

シアター・イメージフォーラムにて眠れぬ夜の仕事図鑑を鑑賞してきました。
この作品の監督は、「いのちの食べかた」という作品で有名になったオーストリアのニコラウス・ゲイハルター氏である。
彼のドキュメンタリー作品の特徴として、"知っているようで実は知らない"という視点の基に取材や撮影を1年以上掛けているところだ。
そして、"無言の映画"という点も特筆すべきポイントかもしれない。
とても眠気を誘う映画ではあるが、豊かな日常生活の裏側に潜む夜という限られた人間が活動する姿を見ることはとても興味深い。
無駄なナレーション解説はない。
だから、ありのままを感じ取ることができるのがゲイハルター監督の作り出すドキュメンタリーの良さである。

そこで飛び込んできたニュースがシアターN渋谷が今年12月に閉館へ…渋谷から続々とミニシアターがなくなる/シネマトゥデイである。

シアターN渋谷のHPへ確認しに行ったところやはり事実だった。

私も使用したことがあるミニシアターだっただけにとても残念である。
渋谷は、文化発信の基地としてBunnkamuraを始めとする美術館や能楽堂渋谷公会堂、ライブハウス、ミニシアターが多く点在する街である。
大衆とは少し離れて、「こだわり」を求めて形成されたのが今の渋谷だと私は思う。
違う視点が溢れる街 渋谷。
魅力という長い時間を掛けて形成された大きな財産を失ったと気が付く前に食い止めた。

ニッポン47ブルワリー 47都道府県のクラフトビール展

渋谷の新しいシンボルとして注目を集める渋谷ヒカリエの展示スペース「8/」というクリエイティブスペース4「d47 MUSEUM」で行われていたニッポン47ブルワリー 47都道府県のクラフトビール展に行ってきました。

「d47 MUSEUM」は、D&DEPARTMENT PROJECTが運営しており、90センチ角のテーブルが47台並びデザイン旅行、建築、デザイン、工芸、食、ファッションなどのテーマで日本を見て知ることが出来るスペースとなっている。
この展示の企画はナガオカケンメイ

本企画展のポイント

現在、日本には実に200以上のクラフトビールがあります。
最初はアメリカでの地域ごとのクラフトビールがブームとなり、
日本の地域活性化、ビール作り規制緩和などで、地域の観光会社などが参入して活気がありました。
しかし、大手ビール会社のシェアは大きく強く、
また、発泡酒などの参戦から、とても厳しい状況となりました。
そして、淘汰され、今は日本人特有の職人気質や、その土地の風土、
原材料などのらしさを意識したオリジナリティのあるものが今、まさに育っている最中と言えそうです。
そこに地域のグラフィックデザイナーによるラベルやネーミングデザインが加わり、
バールなどのビールを取り巻く、買う・飲む・送る環境もデザインされている今、
これからますますその土地らしさをクラフトビールに込めていくことに注目が集まっていくでしょう。

本企画展はそんなマイクロブルワリーを通じて、個性を感じてもらいたいと企画しました。
各ブルワリーが、ビールつくりの創業の起源となったものも合わせて展示しています。
老舗の酒造メーカーが立ち上げたブルワーであれば、原点商品である日本酒の一升瓶。
町おこしが商品開発のきっかけであれば、その町を象徴するもの。
そのビールの「オリジナル=起源」を感性で感じとっていただきたいと考えています。

※展示パネル文を引用しました

都道府県に1つずつあるビール醸造所をパネル形式で紹介。
入場するとiPodが渡されそれに録音されているナガオカケンメイとアナリストの話と生産者からのビールの説明が吹き込まれている2部構成になっている。

このiPodは寄付されたもので袋には誰から寄付されたことが記載してあった。

実際にその場で飲むことはできないが他のスペースで販売している場所があり、そこで購入できた。
品揃えは、全点置いてあったわけではないが人気のある商品は置いてあったと記憶している。
パネルの他にビール瓶や麦芽を展示してあった。
空間演出は、写真からも伝わるように雰囲気よく鑑賞できた。
チェアーも置いてあったりと長時間鑑賞にも適していて、私自身1時間半は鑑賞していた(笑)

【個人的に気になった醸造所】

  • 株式会社イクスピアリ ハーヴェスト・ムーン(千葉県浦安市)…複合商業施設内に工房がある。女性責任者の力強いメッセージも印象的だった。

普段、生産者の話を聞く機会がないので、iPodに吹き込まれた生の声から熱い情熱が伝わってきた。
ものづくりというもの、そして、こだわりのビールをしてってもらいたいという叫びが聞こえた。
近年、オクトーバーフェストが流行っておりラガー系ビールや発泡酒以外の選択肢が増え、飲む機会が増加している。
身近でないビールを知り、面白さや奥深さを感じることのできる展示だった。

酔うためにむやみにお酒を飲むのではなく、"正しく"美味しいビールを仲間と飲み合う。
皆さん、お気に入りのビールを見つけてみませんか?

「近代洋画の開拓者 高橋由一」展 in東京藝術大学大学美術館

東京藝術大学大学美術館で開催されていた「近代洋画の開拓者 高橋由一」展(会期:2012年4月28日〜6月24日)に行ってきました。

東京藝術大学大学美術館に収蔵されている「鮭」が見たいと前々から気になっていたところにこの展示があるということを知り、「行かなくては!」と思い足を運んだ次第です。

東京藝術大学大学美術館の展示は、地上3階と地下2階という構成で階段で行くか2台のエレベーターを利用するかと観賞するための動線的という面から見ると移動し辛いと思った観覧者はいたのかなと思いました。
途中階には、カフェテリアやミュージアムショップがありました。

展示構成
【地上3階】
由一、その画業と事業
油画以前
人物画、歴史画
名所風景画
静物
【地下2階】
東北風景画

今回の展示で見たいと思っていた「鮭」三点の他に、花魁(重要文化財)などといった著名な作品を見ることが出来た点についてはもちろんのこと当初は西洋画を描いていたのではなく日本画を描いていたことや風景画などでは心を引き寄せられる浮世絵的な作品に出会えたことが印象深いです。

その中でも印象深い作品は、画ではなく「螺旋展画閣」という美術館建設構想です。
この美術館は、入口から螺旋状にぐるぐると回りながら上に昇っていく構造で、昇りながら壁に掛けられた油絵を鑑賞していくという仕組みである。
大学美術館を階段で移動した人は気づいたかもしれないが螺旋階段の壁に一部画が展示してあり、この手法を取り入れていました。
総高さ19間(34.545455m)を超える六層ピラミッド型の建物。
そして、最上部は展望台を配置し、景色を眺めることができ、下る際は、別の螺旋回廊を降りていくというつくりは当時の構想としてとてもユニークであったと思う。
結果的に、美術館建設構想は実現しなかったが、由一は、世の中にどのようにしたら洋画が広まるのか、という当時の画家が考えていなかった普及活動にも注力していた点が近代洋画の開拓者と言われる所以なのかなと感じさせる作品でした。

【参考URL】
高橋由一展公式サイト
「螺旋展画閣」の内部空間に関する一考察(PDF)

東京ゲートブリッジ

東京ゲートブリッジに行ってきました。

概要

正式名称 東京ゲートブリッジ
事業名  東京港臨海道路Ⅱ期事業
場所   中央防波堤外側埋立地江東区若洲
長さ   2618m
高さ   A.P.+87.8m
     →制限について:東京国際空港羽田空港)に近く航空機の飛行ルート上にあるため、航空法により橋の高さに制限(98.1m以下)が課されている一方、東京東航路を通る大型船舶が航行可能な桁下の高さ54.6mが確保されている。
構造   (主橋梁部)連続トラス・ボックス複合構造
     (アプローチ橋梁)連続鋼床版箱桁
設計  東京ゲートブリッジ基本設計・主橋梁部細部設計(PDF)
     奇跡の地球物語-テレビ朝日
     東京ゲートブリッジの景観設計
     東京ゲートブリッジ概要(PDF)
照明   太陽光発電システム導入。省エネルギー性に優れたLED照明を使用しており、夜間のライトアップは、照明デザイナー石井幹子(代表作:東京タワー、横浜ベイブリッジ)が手掛けている。

行き方は、JR京葉線有楽町線りんかい線新木場駅下車。
その後、1番バス乗り場より都営バス木11系統若洲キャンプ場行きで10分〜15分。終点の若洲キャンプ場バス停下車。
行き先が同じ人が多く、バス乗り場は迷わず行けました。
それに加え、臨時でバスが出ていたのでスムーズに乗車できました。

若洲キャンプ場で下車すると目の前に東京ゲートブリッジが現れました!
橋の中間地点までは歩けるということなので昇降施設を登り、歩ける階のところまで行きました。
エレベーターもありましたが長蛇の列だったので階段を選択。


景色としては、青空の下お台場をはじめとする東京と幕張をはじめとする千葉方面を一望できるといったところです。
羽田から飛び立つ飛行機も近くを通るのでカメラを持参して上空を撮影している人たちも多くいました。
橋の上を歩くのはいい運動になるので下の自販機で飲み物を購入されてから行くのがオススメです。
是非、カメラ片手に橋を歩いてみるのはいかがでしょうか。