Ready-made

「既製品」である僕たちに個性を

アルゴ

ヒューマントラストシネマ渋谷にてアルゴを鑑賞してきました。
この作品は、随分と前に上映していたものでしたが諸事情により見る機会を逃していました。
私の周辺では、評価が高く、ふと思い出して検索してみると上映しているとのことで早速出向きました。
御存知の通り、第85回アカデミー賞作品賞(他に脚色賞、編集賞を受賞)を受賞した作品でもある。
監督、製作、主演をベン・アフレックが努めたサスペンス。
1979年11月にイランで発生した、アメリカ大使館に対する占拠及び人質事件が題材の作品だ。
実話を基に作られた作品とわかるように当時の映像を時折挟みながらの構成だった。
だが、忠実なドキュメンタリー映画ではないので自分自身が作品に入り込み易く、目撃者のような錯覚に陥りアメリカ国民になりきれる映画でもある。
「なんとか脱出してほしい」という思いを持ちながら、ハラハラとする感覚は120分という上映の長さがちょうど良かったと思う。
今回は、アメリカ側からの視点で描かれた作品だったが、次回は、イラン側から制作された作品を見てみたい。

公式サイト:映画『アルゴ』