フランス紀行~4泊6日の弾丸旅行~
夏季休暇を十分に取れていなかったので、冬休みに海外旅行へ行ってきました。
今回も一人旅。
行き先の条件は、学生時代に行ったきりヨーロッパへ行けていなかったので、そっち方面が第一希望に。
フライト時間も長いことから、1週間以上の長期休みでないと、ヨーロッパへ行かないかな〜とずっと除外していました。そんなん言うてたら行かなくなってしまうな、と思いヨーロッパ方面で検討していきました。
CLを現地で!とかはじめは思っていたので、自然と行き先が、
ドイツ、フランス、そしてリゾート地でのんびり枠としてマレーシアの三択になりました。
初めはドイツが優勢でしたが、飛行機の手配、観光地を複数行くのに場所ごとにホテル手配が段々と面倒になってきたので、我らのHISでググったらフランス旅行が格安でヒットしたので、パリ行き決定に。
旅行前日までコロナウイルス関連で勤務先等から出国できない可能性があったけど、もうどこにいても発症してしまうしどこにいても差別は受けるので大きな気持ちでAIRに飛び乗りました。
(帰国してから、状況が一変していてギリギリのタイミングでした…)
今回のフランス旅は、要所の送迎が付いていて、パリに着いたら自由行動という半分ツアー形式のものでした。いつも利用しているHISの商品で、初めて添乗員付きを選択してみましたが、前日に電話をいただけたりもしたので、初めて海外旅行に行く方などにもおすすめだと思います。
なので、地球の歩き方は購入していたもののほぼノープランのままで旅立ちでした。
夜中に羽田を飛び立ち、パリのシャルル・ド・ドゴール空港に着いたのは、AM4時。
そこから、バスに揺られてルーアンへ。
朝に着いたものだから、教会はもちろんお店もあまりやっていませんでしたが古い街並みはとても雰囲気がよく居心地が良かった。
あとから聞いたら9時から教会が開いていたらしいが、扉の開け方がかなり難易度高いとのことでした。
そして、ここからバスで移動して本日の宿泊地でもあるモンサンミッシェルへ。
途中、パーキングエリアにより軽食を取りました。
フランスのパーキングエリアは、日本のパーキングエリアとは違い多くの店舗が入っていることはなく、2店舗ほど。飲食店と売店くらいでした。日本は、テーマパーク化してきているので、その辺りは違いを感じました。
車窓から、見えてきたモンサンミッシェルですが、陸地から島へ掛かる橋は、専用のシャトルバスまたは徒歩でしか渡ることができません。
シャトルバス乗り場へ到着すると、観光客だらけですが、ほぼ日本人しかいませんでした。
島に建つ修道院は、季節柄もあるが海沿いのためとても冷たい風が吹く中、見学することに。
長い月日を掛けて今の形になったため、様々な建築様式で構成された修道院は、大変美しかったです。
死ぬまでに訪れたいと思える場所の島内のホテルに宿泊。食事を終えると島内のお店はほぼ閉店のため、夜更かしもせずに就寝。
翌日は、朝食を食べてすぐにパリ方面へ向けて出発。
パリ市内までの道のりは4時間。
個人旅行なら、パリを拠点に日帰りで往復8時間を要するのだろうが、体力的に厳しいなと感じた。
車窓からの眺めは、農業大国でもあるため、のどかな牧場の風景も楽しみつつウトウトしながらバス旅をしながら、パリ郊外にあるヴェルサイユ宮殿へ。
宮殿内は、もう想像通りの豪華絢爛な内装、絵画、調度品、装飾がこれでもかというくらいに保存されていた。
宮殿内もだが、整形式庭園も見物でした。
いざ、パリ中心部へ入り、エッフェル塔、エトワール凱旋門、セーヌ川を望むことができました。
特に、建築好きとしては、緻密な鉄骨で組まれたエッフェル塔は、近代建築においても傑作だと近くで見て再認識することができた。
かつて、竣工当初は、詩人のモーパッサンが、塔のレストランで昼食をとった際に、「パリで塔が見えないのはこの場所だけだ」と彼は言うくらいには、
パリの街並みにそぐわないと揶揄されていたが、今では、なくてはならない存在感であった。
ホテル到着後、夜はターミナル駅までメトロに乗って外出。
パリのメトロは、どこへ行くのにも一律同じ金額で、改札を通る際に切符を通せば、出口では不要というシステムでした。
このシステムを逆手にして、パリでは無賃乗車が横行していました。
日中帯にはあまり見られず、時折、出口付近で切符の検閲があるくらいだったが、
夜になると途端に無賃乗車が散見されました。
手法は2通りで、1つ目は、改札口を跳び箱のように飛び越えてゲートを超えていくパターン。
これは、男性に多く見られました。
もう1つは、出口の自動扉前で待ち伏せをしており、降車客がゲートを出る際に入れ替わりで逆走するパターンでした。
こちらは、タックルしてくる形で女性に多く見られました。当の私は、タックルされて、相手に逆走を許してしまいました(笑)
こういった光景を見ることも、日本にいては体感できない刺激的な経験ができました。
翌日は、丸々、パリを堪能できる日でした。
早朝から、予約をしていたルーヴル美術館は、メインの展示物については、
案内板があるので迷うことなく、モナ・リザやサモトラケのニケなどを見ることができるが、ひとまず、別の作品を見に移動すると展示物が多く、会場も広くて全部見ると午前中の早い段階で体力を消耗してしまうほどなので、鑑賞ペースにはご注意を。
一休みしたくなったら、近所にあるオランジュリー美術館へ。
私は、モネの睡蓮をぼーっと眺めながら優雅な時間を過ごしました。
その後は、ショッピングなどをしながらゆったり過ごしましたが、夕方から本来は冒頭に記載した通り、
サッカーを見ようと思っていましたが、日程がズレでしまって見に行けなかったので、
ハンドボールの試合を見に行くことにしました。
チケットは、当日会場に行って簡単に購入することができました。
ヨーロッパでは、盛んなスポーツということもあり、会場は満員でした。
ハンドボール選手は、跳躍力が異常で身体能力が高く魅力的なプレーを堪能することができました。
最終日は、サント・シャペル、オルセー美術館、ポンピドゥーセンターへ。
サント・シャペルは、ゴシック建築の教会で、ステンドグラスが多彩でずっと見ていることができました。シテ島あたりは、アンケート用紙を持った少年たちがスリをしてくるので、注意深く歩く必要があります。
オルセー美術館は、以前に日本へ展覧会があったので、再会する作品が多かったです。
ゴーギャンやミレー、ルノワール、ゴッホ、セザンヌの作品が所蔵されている地で再度見ることもまた格別でした。
ポンピドゥーセンターは、ほかの美術館とは異なり近代的な作品が中心でした。
その中でも、当ブログのタイトルにもなっている「レディメイド」(readymade)をモチーフとした、マルセル・デュシャンの泉を見ることができました。
短い間のパリっ子生活でしたが、この日をもって終了。
帰路は、初のアップグレードで快適な空の旅で日本へ帰還しました。
快適。
また、海外へ行けるように日本での活動に精を出していきたいと思います。