Ready-made

「既製品」である僕たちに個性を

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス

久しぶりの更新となります。

新天地へ移籍してから、久しく観ることができていなかった映画館へ。

鑑賞したのは、昨今巷で、話題となっている「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」を観てきました。

 

moviola.jp

 

内容としては、タイトル通りニューヨークにある映画館で働いている人々やサービスをドキュメンタリーで形式で記録した作品となっています。

ドキュメンタリーということもあり、様々なシーンが移り変わり単調に感じることもある205分の映画だが、ひとつひとつを切り取ってと興味深いテーマが多く点在していた。

 

私自身、公共図書館が近隣に存在しなかったため、公共サービスとして使用した記憶が非常に少ないことから「図書館」という存在のあり方に対してアメリカでは様々な取り組みがされていることに驚いた。

「図書館」は、大学時代に勉強をするためや論文を書くために残って利用していたくらいだったことから、公共サービスとしての「図書館」について知るきっかけになりました。

 

実施されていることは、おそらく日本よりも二歩も三歩も進んだ公共サービスとして成立していると思われる。図書館で働く人は利用者の質問に高いレベルで回答や提案をしており、利用する人々も老若男女だけでなく貧富の差に関わらず利用されている図書館は非常に公共性の高い空間なのだと知ることができた。

 

図書館とは、ただ単に本が並べられている空間なのではなく、多様な人種に手を差し伸べてくれる公共サービスが日々アップデートされているアメリカ社会を垣間見えることができた作品のひとつです。

小さな映画館でしか上映されてませんが、機会がある方は是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。