Ready-made

「既製品」である僕たちに個性を

名古屋・伊勢旅行


2018年は、日本国内で行ったことがない地へなるべく足を運ぼうキャンペーンを個人的に行っている。
名古屋へ向かった理由は、いつもの通りサッカー観戦と挨拶をする人がいたために往訪した。
宿泊したホテルから名古屋を一望することができた。
この日は、40度を超える気温であり、修行のようにな旅になった。

翌日に、近鉄に乗り、伊勢へ。
関西方面から伊勢に行こうかといつも思うが、行った後の帰り道を考えると躊躇してしまうことがあり、未踏の地のひとつになっていた。


内宮、外宮のほかに猿田彦神社おかげ横丁へも訪れた。
大変暑い時期であったので、汗だくになりながらも、神聖な空間を楽しむことができました。出雲大社にも訪問したことがあったが、また違った神聖な空間であり、研ぎ澄まされた感覚になった。


名古屋では、名物の蓬莱軒のひつまぶしを堪能。
長時間の行列に空腹状態で並ぶのは、辛かったが、以前、往訪時には断念したので、どうしてもありつきたい一品だった。
自分へのご褒美として、また食べれるように精進しよう。

少しずつ47都道府県を制覇へ近づいているが、その魅力を充分にかみしめながら訪れていきたい。

東日本大震災ボランティア以来の石巻往訪


7月に東北の地へ久々に訪れることにした。
大きな理由は、北上へサッカー観戦とある企業の拠点を見に行ったのだが、それとは別の目的もあった。
学生の頃、発生した東日本大震災
その際に、大学で企画されたボランティアの活動で東北へ訪れた。
微力ながら、お手伝いをして、帰路の際に、バスの車窓から見えた石ノ森章太郎萬画館の建物が目に止まったのが忘れられなかった。
せっかく、東北の地へ行くのなら、現在の姿はどうなっているだろう?と思い、訪れることにした。
街中は、大きな被害があったとは思えないほど、きれいになっていたが、沿岸部へ足を運ぶと、まだ傷跡を感じる場所が多くあった。
日差しの照りつける中、高台から望んだ石巻の沿岸部は、力強く元の姿を取り戻す様子がまた忘れることができない情景となった。
当時、脳裏に焼き付いた情景をまた見て、強く生き、微力ながら一日も早い復興への一翼となれたらと思う。

一人暮らしを始めました

タイトルの通りです。
念願の一人暮らしを始めました。

幼少期から、実家を出て一人で自由気ままに暮らしたいなと思っていました。
「じゃあ、すれば?」というのが、多くの反応かと思いますが、
家庭環境的にいろいろと制約があり、ここまでこぎつけるのに時間を費やしました。(就職先が遠方であれば、強制力はあったのですがね…)

憧れの住環境に住むのは、昨今の不動産マーケットが好調であるのと、住居の条件に対して、ハードルが高く断念しましたが、選んだエリアは、物価も安く、住居も新築で快適です。

一人暮らしを始めて、1ヶ月が経過しましたが、様々なことを感じたので、記録として以下に記載し、留めておくことに。

・基本的には誰にも邪魔されない
⇒何時に帰ろうが、終電を逃そうが言われないのが、とても快適である。食事はいるのか?などを聞かれることもないのはストレスフリーである。
何時に起きて、何時に寝るのかも同じくである。最近は、5時起きを実践し、早く会社に行きたいときはささっと出かけ、間に合うようにであれば、自宅で勉学をしてから出かけるのが充実している。

・一週間の食事スケジュールを考えるのが楽しい
⇒元々、計画を立てるのが好きなタイプであるため、これは、自分自身でも新しい発見であった。スーパーに行ってあれこれ考えるのが楽しい。

・読書、勉強が捗る
⇒上段でも記載したが、誰かの目を気にしないというのは、気持ちが楽である。

・意外と律した生活をしている
⇒夜更かしやオールナイトで外出することもしたいなと思いつつ、実践まではたどり着いていない。きっちり生活をすることが自分自身気持ちいいのか、金銭的に余裕がないのかは、まだ答えが出ていない。でも、日々健康であることが重要であることは、感じており、その延長に「遊び」があるのだとも痛感している。まだ、バランスが整っていないのだろう。

・友人と飲み明かすこと
⇒意外とないものである。これは、生活レベルが変化し、それぞれにライフスタイルがあるからだと思った。学生時代なら、同じ環境に近く、遊ぶことに注力していたからだろう。最近は、結婚した者も増え、新しい生活というものが多様になってきたとつくづく感じる。結婚、引っ越し、転勤、転職、自宅購入など幼き頃に「大人」というものが手札にあったカードを実際に自分自身が手にしており、使う順番がきたのだなと思うことがある。

・体調不良は辛い
⇒当たり前のことであるが、引っ越し3週間目にして、喉からくる風邪で発熱。思わぬ形で、代休消化して(有休消化じゃないのかというツッコミもあるでしょうが…)しまった。その際、食事を作るというポイントが大変ネックになった。何を食べれば、回復するのだ?とこれほど考えたことはなかった。毎日、野菜を食べることだけでは、何もならないなと。生姜に頼りました。

・インテリアが決まらない
⇒実家から持ち込んだものと部屋の形状というものも大きく左右するが、なかなかインテリアが決まらない。特に机である。床で生活するのか、ソファーを購入するのかで日々思い悩んでいる。ソファーを購入するなら、カリモクのソファーが欲しいが、どこに配置するかで日々、悩んでいる。

新生活が始まってまだ、時期早々だが、自分の人生にもっと彩りをもたらし、充実させていきたい。新しい趣味を見つけること、新しいことを勉強すること、より多くの体験をしていきたい。
もっと刺激的に、そして、走っていこう。

KUMA EXHIBITION 2018

青山にある商業ビルSPIRALにてクマ財団奨学金第1期生の展示会へ足を運びました。

クマ財団とは、株式会社コロプラを創業した馬場功淳氏が、才能を持った人に「いいもの」を作ってほしいとの思いから給付型の奨学金制度を整え、活動支援・助成をしております。

そんなクマ財団の第1期生として、昨年、東京藝術大学卒業制作展に訪問した際に、とても作品が気に入った佐藤果林さんが出展されていたため、訪問してきました。
彼女は、「風景の中の模様」をテーマに作品を世に生み出されています。
今回の作品が、「asobi」で、ジャングルジムの影を藍色一色で表現されております。

今までは、壁に掛けるようなタイプでしたが、初めての屏風スタイルとのことでした。
日本画とは?」という問いに対して、作品を作るたびに考えられており、「形」という点に着目したとのことで、屏風を使用されたとのお話を伺うことができました。
今後も彼女の作品が、空間に溶け込み共存されているシーンに出会えればと、一ファンとして思っております。

この展示会では、他にもクリエイターが展示しており、絵画に限らず、映像、アプリケーションなど「ものづくり」したものが展示されております。
他に気になった作品は、中村暖さんの「Clear Crocodile Collection」、藤坂祐史さんの「Recoco(レココ)」です。
中村さんはお話できませんでしたが、藤坂さんとはお話させていただき、「こんなアプリほしかった!」と納得の作品でした。Appでダウンロードできます!(さっそく、ダウンロードしました)

今後も、皆さんの活躍を応援するとともに、自分自身に対しても良い刺激となった一日でした。


参照:クマ財団公式サイト
   KUMA EXHIBITION 2018公式サイト

ダリ展

ダリ展を鑑賞するために、六本木にある新国立美術館へ行ってきました。

私は、画家の中で一番ダリが好きなため、この開催を心待ちにしていたファンの一人でした。
ダリの虜になったのは、2001年。

ニューヨーク近代美術館名作展という展示が、上野の森美術館で開催された際に見た「記憶の固執」という作品に幼心ながら心を奪われ、衝撃を受けたのは今でも鮮明に覚えています。

参照:ニューヨーク近代美術館名作展公式サイト
   MUSEY「記憶の固執」の作品解説 

今回の展示では、残念ながら、「記憶の固執」との再開とはならなかったが、未踏の地であるスペインにあるダリ美術館にある作品を中心に鑑賞することができた。
勤労感謝の日である祝日の午前中であったが、すでに20分待ちとダリファンの多さを痛感した。

美術アカデミー時代に影響を受けた印象派キュビズムの作品から、一般的に、ダリ作品の代表的なシュルレアリスムの作品のみならず、アメリカ亡命後の美術の世界を幅広く携わっていた様子を知ることのできる展示構成となっていました。

混雑していたのは、やはり予想通り「シュルレアリスム時代」のコーナーであった。

特に鑑賞するのに混雑していたのが、箱根にあるポーラ美術館所蔵の「姿の見えない眠る人、馬、獅子」であった。
私自身、ポーラ美術館へは行ったことがないため、初鑑賞であったが、美術番組でもこの展示会について特集されていることもあり、長蛇の列となっていた。

参照:ポーラ美術館「姿の見えない眠る人、馬、獅子」の作品解説 
   諸橋近代美術館「姿の見えない眠る人、馬、獅子」の作品解説 

私自身は、今回印象に残ったのは、ダリ美術館所蔵の「降りてくる夜の影」、国立ソフィア王妃芸術センター所蔵の「ウラニウムと原子による憂鬱な牧歌」である。

「降りてくる夜の影」は、シュルレアリスム作品であり、鮮やかな色彩の中に描かれている過去と現在の対立に心が吸い込まれそうになった。

参照:MUSEY「降りてくる夜の影」の作品解説 

ウラニウムと原子による憂鬱な牧歌」は、ダリが政治的なメッセージを訴えている作品で、日本について深い関わりのある情景がキャンバスに描かれていた。アメリカ亡命後に関心を寄せた量子や原子力といった科学的なテーマに考えさせられる作品となった。

参照:MUSEY「ウラニウムと原子による憂鬱な牧歌」の作品解説 

撮影可能であったメイ・ウェストの唇をテーマとした、「メイ・ウェストの部屋」は大変込み合っていた。
私も撮影しようかと思ったが、この撮影に、大行列であったため、脇からの撮影で断念。

12月12日まで開催されており、夜遅くまでやっている日程もあるそうなので、再訪できればしたいと考えている。

また、ダリの作品に出会え、知ることができ大変満足した展示であった。

それでは、ダリの名言を最後に…。

Intelligence without ambition is a bird without wings.
「志」のない知恵は、翼のない鳥に等しい

Have no fear of perfection - you'll never reach it.
完璧を怖れる必要はない。決してそこには到達しないから

【参考URL】ダリ展公式サイト 

瀬戸内国際芸術祭2016へ行ってきました

2つの港と瀬戸内海に浮かぶ島々で行われている瀬戸内国際芸術祭へ行ってきました。

今回で、この芸術祭も3回目。
私は、前回3年前に行われた芸術祭にも訪れたので、2回目の参加であり、それ以来の香川県への再訪となった。

この芸術祭の特徴は、春、夏、秋と3回の会期に分けて開催されており、様々な島々を何度かに分けて訪れることが出来るのが特徴的である。

前回は、夏会期に訪れたので今回は、秋会期の時期に行きました。

高松までは、飛行機で訪れるのが簡便だが、今回の往路は、「サンライズ瀬戸」という寝台特急で東京駅から移動をしてみました。

寝台特急への乗車自体が初めてだったので、寝れるか不安だったが、意外と快適に寝ることができた。
部屋は、シングルルームで過ごしたのだが、友人たち4人で酒盛りするには少々狭かった笑
アメニティや設備については、スリッパや寝間着、NHKFM、目覚まし時計まで付いていて大変充実していた。
当日は、列車確認や事故の影響で、到着予定が7時20分台だったのが100分遅れでの到着となり、少々プラン変更を余儀なくされた。

これも旅である。
島へ行く前にまずは、うどんで腹ごしらえ。

植田うどん

前回は、瀬戸内国際芸術祭の代名詞となった「直島」へ訪れたので、今回は、まず、「豊島」へ。

豊島へは、フェリーではなく、高速船での移動のため、座席数が限られており、出発の30分前に切符販売前には長蛇の列となっていた。
豊島の唐櫃港へ昼前に到着したため、レンタサイクルはなく、徒歩とバスで鑑賞することに。

まず鑑賞したのは、イオベット&ポンズの「勝者はいない−マルチ・バスケットボール」。
バスケットボール自体は、高校時代の授業でした以来なので、童心に戻り、思い思いに場所へボールを投げ込んだ。

次に鑑賞したのは、クリスチャン・ボルタンスキーの「心臓音のアーカイブ」である。
ここは、自分自身の心臓音を収録することができ、また、今までに収録した人々の心臓音を聞くことが出来る。
楽しめるかは、個人差があるかと思う。
建物の前にある海辺がとてものどかなので、散歩がてら訪れるのは良いと思う。

そして、この島で一番有名である「豊島美術館」を目指すが、そこまでの道のりが遠い笑
しかも、到着しても、整理券が配布されており、15時の回と中に入れるまでに2時間以上の時間を要することとなった。

仕方がないため、美術館近くから見られる棚田や海の絶景を見つつ、唐櫃岡エリアへ。
お昼ごはんを食べようと「島キッチン」へ行こうとしたが、いっぱい。
なので、その脇にある小屋で提供されていたカレーを。
オリーブサイダーも美味しいかった。

その後は、ピピロッティ・リストの「あなたの最初の色(私の頭の中の解-私の胃の中の溶液)」や青木野枝の「空の粒子/唐櫃」、スマイルズの「檸檬ホテル」を鑑賞。
特に、「檸檬ホテル」は、男女で行くべき展示だと、体験してから強く思いました笑

そして、念願の「豊島美術館」へ。建築家・西沢立衛とアーティスト・内藤礼によって生み出された空間は、身体全体で五感を使って感じ取ることができた。今までにない、最高の時間の流れ方を体感できるのは、ここだけなのではないだろうか。内部は撮影禁止だったが、写真に収めることで表現することは難しい空間ではないだろうか。
雨の日や芸術祭出ない時期に再訪したい一押しの場所である。

豊島美術館を出たら、高速船の時間も近づいていることもあり、時間切れ。
バスに乗り、家浦港へ。
みんな帰る時間は同じなので、バス乗車の争奪戦の激しさは毎度のこと。
こういったインフラが悩ましい点のひとつでもある。

高松に戻ってからは、骨付鳥を食し、〆には、カレーうどんを食べて一日目終了。

翌日は、早朝に起きて、散歩しながら朝うどんへ。
ここは、丹下健三建築で有名な香川県庁の目と鼻の先なので、建物の鑑賞をしつつ訪れてほしい。

最終日は、時間の関係もあるため、男木島のみに行くことに。
朝一で出発したフェリーに揺られながら40分で到着。

到着したらすぐに目に付くのが、ジャウメ・プレンサの「男木島の魂」。
屋根には、様々な言語が散りばめられており、建物の前ありをぐるぐる回ってしまいます。

男木島は、基本は徒歩での鑑賞となるが、自転車に乗りたい欲が高まっていたので、電動自転車をレンタルして、男木島灯台へ
全速力で走りきった面白さは自然と笑顔になりました。

自転車で元の場所に戻ってからは、徒歩で次の作品へ。

一番最初に訪れた、川島猛とドリームフレンズの「カレードスコープ ブラック&ホワイト」は、作品と同じ柄の様々な洋服に身を纏い、作品と一体になれる体験型であった。
個人的には、男木島の中では一番気に入った展示であった。

そこからは、眞壁陸二の「男木島 路地壁画プロジェクト wallalley」をいたるところで鑑賞しながら、松本秋則の「アキノリウム」へ。
木製の器具から様々な音色を奏でており、音を楽しむことができました。

そこからは、磁器でつくられた高橋治希の「SEA VINE」、パイプや男木島の詩が読める谷口智子の「オルガン」、島民たちの思い出が詰まった栗真由美の「記憶のボトル」、不思議な空間を創り出している大岩オスカールの「部屋の中の部屋」、色彩豊かに表現された漆の家プロジェクトの「漆の家」を鑑賞した。

昼食は、「まどか」さんでたこ天定食をいただきました。
たこの食感が、柔らかくてぺろりと食べてしまいました。

そこから、フェリーが来るまでは、猫と一緒に日向ぼっこ。

高松に戻ってからは、〆うどんということで「ことでん」に乗車して、有名店へ!

うどんバカ一代

そこから、最後に栗林公園内の散策を最後に、瀬戸内国際芸術祭の鑑賞を堪能しました。

国際芸術祭は、また開催されれば3年後ですが、改めて瀬戸内海へ訪れるとあの青空や海の音や風は病みつきになってしまうくらいハマってしまいます。

なにもないときにも美術館や観光名所はあるので、定期的に再訪してゆったりと流れる時間を過ごしたい。


公式サイト:瀬戸内国際芸術祭

建築倉庫ミュージアム

久しぶりのブログ記事となります。
普段は、PCを活用して、業務をしているものの自分のパソコンを開けたりすることがめっきり減りました。

これから、また、ちょくちょくと訪れた場所を備忘録代わりに書いていきたいです。

今回訪れた場所は、今年春にオープンした「建築倉庫ミュージアム」です。

場所は、天王洲アイルにあります。普段、行くことはないような場所ですね。
私は、品川駅から徒歩で訪れました。
品川駅から港南口を出て潮の香りを堪能しながら訪れるのもおすすめです。

こちらの、ミュージアムですが、倉庫業を営む「寺田倉庫」さんの本社1階にあります。

ミュージアム内は、撮影可能で建築好きはもちろんのこと、著名な建築家の建築模型や、実際に見たことのある建築物の模型を見ることもでき、幅広い層に楽しんでもらえる展示となっています。

肩肘張らずに、「細かく作られてる!」といったことを言い合いながら、展示をみることも楽しいと思います。

天王洲アイルに、これだけを見に行くのは・・・と思う方は、近くにある「T.Y.HARBOR」さんで食事を取るのもおすすめです!

建築を楽しむ新たな場所と、様々な取り組みを行っている寺田倉庫さんに今後も注目していきたいです。

公式サイト:建築倉庫ミュージアム
参考記事:「建築倉庫ミュージアム」詳細レポート…japan-architects
参考飲食店:T.Y.HARBOR BREWERY RESTAURANT